本日、致芳地区公民館で、乾舟会の主催で、「佐々木将人さんの映像講演会」が行われました。皆さんは、佐々木将人さんをご存知でしょうか。佐々木さんは、成田の出身です。14歳の時に、徴用工として愛知に出向いたそうです。当時は、貧しい農家の二・三男が、徴用されて軍事工場で働かされたのだろうと思います。
成田駅で、家族や部落の人々に見送られて、愛知に向かったのでしょう。14歳の佐々木少年が、家族と別れて、見知らぬ土地に出かけるときの胸中を思う時、せつないものを感じます。また、年に何回か田舎に帰る時に、成田駅に降り立った時の思いはどんなものであったろうか、と思います。
そんな佐々木将人さんは、一昨年、亡くなられました。そして、今日、佐々木さんの教え子が全国から集まって、講演会を行ったのです。「ふるさと」という童謡に、「志を果たしていつの日にか帰らん」とあります。死してなお、故郷に錦を飾っている生き方を思います。こんな人が、ふるさとにいた事を伝えていきたいものだと思いますし、停車場にはそれぞれの思いがあることを伝えていきたいものだと思います。
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