2月7日は、長井の雪灯り回廊祭りですよ。そこで、今日は、灯りについて考えてみようかと思ったわけです。人類と動物を分けることになったのは、三つの要素があったことは、過去のブログに(http://samidare.jp/orada/note?p=list&c=385278)書きましたよね。一つは火と狩猟道具と言語又は文字。火は、夜の間に出てくる獣を遠ざけるためであり、寒さを凌ぐため、そして食べ物を煮るため。言語は、弱い人間たちがコミュニケーションをとりながら狩りをするためが起源だったと思うのです。
竪穴式住居の囲炉裏の中で、その灯りは揺らめていたであろうと思うのです。その灯りは時代が進んでロウソクとなりました。ローソクは、キリスト教の教会でも、日本の神社や寺においても共通した必須の祈りの道具となって今に残っているのです。神棚にもロウソクを灯すでしょう。ロウソクの灯りは、現代人に、縄文時代からの人類の記憶を甦えさせるものである、と言ったら言い過ぎだろうか。でも、だからこそ、雪灯り回廊祭りで揺らめくロウソクが、最高に美しく、人の心を癒してくれるのではなかろうか。
たしか11年前、今よりももっと厳しい不況の時に、若者たちが「長井を元気にしたい!」と言って始まったこの祭りに、来てみてください。彼女と連れ立って、優しい揺らめきの中で愛を告白してはいかがでしょうか? 成田駅にも遊びに来てね!
長井雪灯り回廊祭り ⇒ http://www.city.nagai.yamagata.jp/yukiakari/1827.html
関連イベント まち巡り美術館 ⇒ http://yamagatakanko.com/log/?l=375448 (一見の価値あり!!)